くまもと江津湖療育医療センターの人財育成

お一人おひとりの個別性を重視した専門性の高い支援が提供できるよう、各事業所とも連携して人財育成に取り組んでいます。
Off-JTとOJTを組み合わせ、有資格者には専門性の向上を、経験の少ない方や初めての方には、必要な知識やスキルを習得して頂けるよう様々な取り組みをしています。
教育研修体制

当センターでは、職種ごとの教育体制を見直し、次世代を担う専門性の高い人財育成を目指した独自の教育研修体制をつくり、取り組んでいます。これまでの経験や受けてこられた教育を糧に、重症心身障害児・者に対する医療や看護、療育、介護の基礎と専門性を身につけていただけるよう、1年を通して新規採用職員研修や継続教育を行います。
ご自身のキャリア開発として、当センターの教育制度で専門知識と技能を身に着け、その成果を現場で発揮し、利用者の方々の充実した生活のために貢献していただければと考えています。
- 新規採用職員研修
- ・現場の実践者が講師を務めるだけでなく、体験型の研修を多く取り入れています。
- 継続教育
- ・毎年教育計画を基に各人にアンケートを記入していただき、決定したグループで研修を受けていただきます。(2~6回 / 年 )
- 全体教育
- ・センター全体として、外部講師を招いた療育講習会や研究の成果を発表する療育研究発表会などを行っています。
主な教育内容

当センター独自の技能習得モデルを作成し、17グループに分かれ、研修計画に基づいた研修を行っています。
・プリセプターグループ(看護・療育)
・実習指導者グループ(看護・療育)
・研究グループ①②③
・マネジメントグループ①②
・専門グループ(看護・療育)
・リハビリテーション実技
・アテントマイスター研修(オムツ)
教育制度の成果

- 研究グループ
- ・部署ごとに 1 年間を通して研究に取り組み、完成した内容は、センター内だけでなく重症心身障害療育学会学術集会や日本家族看護学会学術集会でも発表しています。
- マネジメントグループ
- ・リスクマネジメントの観点からインシデント集計、分析を行い、対策を実践しています。災害看護については、外部研修にも積極的に参加し、センター内全体の対策を考えています。
- 専門グループ
- ・重症心身障害児・者の看護や療育について、専門的な研修に参加するだけでなく、センター内各種マニュアルや手順書等の見直し及び改定を行っています。
- リハビリテーション実技
- ・リハビリテーション科スタッフが中心となり、専門的な技術について研修を行うことで、ご利用者お一人おひとりの成長や変化に対応できる職員の育成を行っています。