教材のお話し①
4月に感染リスクレベルが上がり、個別での対応はいまだ続いています。
6月から始まる予定の勉強会も開催できず残念に思っています。
そんな中でも子供達は元気一杯登園されています!
個別の療育の場合、カメラを向けると緊張されたり気が散ったりと
大切な時間を邪魔してしまうので、しばらく子供達の様子はお休みさせていただいて
教材のお話しをしていきたいと思います。
ホットクラブでは市販の教材も使用していますが、職員手作りの教材がたくさんあります。
特に子供達が目を輝かせて集中されるのが「アンパンマンシリーズ」です。
「マッチングカード」「プットイン」「ぴったりカード」「アンパンマンボックス」等など
楽しそうなものばかりです。
その中でも今回は「アンパンマンピンチ」をご紹介します。
自分の手を使って洗濯バサミを挟んでいく教材です。
最初の内は手の平全体を使ってはめていても、繰り返し取り組む事で
徐々に指を使える様になっていきます。
協応力(身体をイメージ通りにうまく動かす能力)を伸ばし、指の分離を促し、
集中力を伸ばす目的があります。
また、発語が少ない子供達に対しては、洗濯バサミが付いたカードを立て息を吹きかけ
倒す事で、口周りの力を使い発語に対する準備に繋げていきます。
(現在は、コロナ対策により呼気遊び等マスクを外さなければいけない活動は休止中です)
さらに、ボールやプルバックの車等で倒す事で、目と手を同時に使う協応力を伸ばしていきながら、
倒せた事で達成感を感じてもらい、成功体験を重ねる事で自信に繋げていきます。
大人にとって日常の何気ない動作が、子供達には大きな経験で
そこから次の成長に繋がっていることがよくわかります。
子供達にとって集中することもとても大変なこと。
大好きなアンパンマンで楽しく、のびのびとホットクラブでの時間を過ごしてもらいたいと思います。