保護者勉強会「ことばについて」
1月21日(金)
保護者対象の勉強会を行いました。
今回はくまもと江津湖療育医療センター職員(言語聴覚士)が講師となり「ことばについて」お話しました。
新型コロナウィルス感染予防対策の為、急遽リモートでの開催に変更し、当日は13名の方にご参加いただきました。
勉強会の中では、「ことばのビル」のお話がありました。
基礎の上に積み重ねられ「ことば」がビルになっていく過程が示されています。
土台となる1階部分は「規則正しい生活」です。十分な運動と情緒の発達。
豊かな体験、経験をしていく事で聴く力を育て、言葉が分かるようになっていきます。
子どもとの上手な接し方では、インリアルアプローチの紹介もありました。
自由な遊びや生活場面の中でコミュニケーション行動を増やし、言葉を引き出していくアプローチ方法で、
ホットクラブでも大事にしている関わり方です。
~言葉やコミュニケーションを育てる具体的な方法~
①ミラリング:子どもの行動をそのまま真似る
②モニタリング:子どもの出す声や音をそのまま真似る
③パラレルトーク:子どもの行動や気持ちをかわりに言葉に表す
④セルフトーク:大人が自分の行動を口に出して言う
⑤リフレクティング:子どもの間違いをさりげなく正しく言い直して返す
⑥エクスパンション:言葉の意味や文法を広げて返す
⑦モデリング:子どもに会話のモデルを示す
参加された方々からの感想を少しご紹介いたします。
※子どもがなかなか単語を話してくれなかった頃のことを思い返してみると発語させようとすることばかり
気にしていた気がします。その為には土台となるものが重要ということがよくわかりました。
※思ったより言葉が出るのが遅く、少し焦りを感じていましたが、発語には土台、基礎をしっかり育むことが
大事と改めて感じました。今できる事をしっかりしていきたいと思います。
ぜひ、ご家庭でも楽しみながらお子さんとのコミュニケーションを広げていってください。