6月 病棟の様子
6月に入り、センター内のあじさいも綺麗に咲きました。
雨の日には、濡れた葉や花びらが色濃くかがやき、梅雨の鬱陶しさを少しだけ忘れさせてくれました。
【1病棟】ホールでグループ対抗カラオケ大会を行いました。
コロナ禍でみんな集まってのカラオケの活動を中止していたため、ご利用者はこの日を楽しみにされていました。
ご自分で選ばれた曲のイントロが流れると喜ばれ、周りの声援を受け熱唱されました。
歌い終わると審査員の出番です。一斉に◎の札があがると大歓声があがりました。
優勝したグループには、メダルが授与されました。
歌ったり、笑ったり、たくさん声を出してストレス解消でき、病棟全体が明るく活気に満ち溢れていました。
【2病棟】偶数月の第1火曜日におぼちゃまくんグループ(ボッチャ)の活動が行われています。
ボッチャは比較的新しいスポーツで、ボールは投げる、転がす、蹴るなどさまざまな方法をとることができ、スロープなど道具を使うこともできます。
老若男女問わず誰でも楽しめ、パラリンピックの正式種目にもなっています。
今年度初めての活動は、ミニゲームやボールに慣れることを目的に楽しみました。
しっかり握る、スロープの上で離す、的の近くまで投げるには上から投げるか、下から投げるか・・・。
思ったようにはいかず、試行錯誤しながら何回も練習しました。
ボールが転がる度に、体を揺らして喜ばれるご利用者。ボッチャが大好きになられたようでした。
【3病棟】毎月第2、4木曜日にガストタイムが行われています。ガストタイムは、季節の果物などを楽しむ味覚体験の活動で、
言語聴覚士と病棟の職員が、ご利用者とゆったりとした時間を過ごしています。この日は「さくらんぼ」を味わいました。
ご利用者には、さくらんぼを見てもらったり、BGMに大塚愛の「さくらんぼ」をかけて盛り上がりました。
種を取り、実をガーゼでつぶしてジュースにしてみんなで飲みました。
新鮮で美味しかったのかお口もよく動き、ゆっくりと味わっていらっしゃいました。
果肉にも挑戦してみたのですが、ご利用者には硬かったのかお口に合わなかったようです。
ご利用者の好みを知る機会にもなり、「さくらんぼ、また食べたいですか?」と職員が尋ねるとにっこり笑顔で応えてくださいました。